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匠の相駕籠

福岡で成長をつづけるソフトウェア企業の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

群盲象を撫でる

昨日の夜に読んだ書籍に、法哲学者の井上達夫さんが、「群盲象を撫でる」というインドの寓話について話をしていたのを読んだ。

 

盲目のあるグループが、象の鼻を触り「これは蛇だ!」と言った。

もう一つのグループは、象の足を触り「これは大木だ!」と言った。

 

いま自分が認識しているのは、ある出来事のほんの一面であって、他の人からすれば、また違う側面が見えていることを表している。そして、この話で大切なのは「全体を俯瞰して見ているグループは存在しない」ということ。

だから人は対立ではなく、話し合いが必要で、それによってお互いの認識を深化させることができるということを話していた。

 

私のような凡人には難しいことで、どうしても自分に正当性があると思いたい。社会の中には、上下関係という問題もあるので、例えば自分が偉ければ、部下の言っていることを一方的に却下することも出来てしまうだろう。そして、それは考える必要もないし、謙虚になる必要もない。とても楽なのだ。

そういう態度には陥りたくないと、常々思ったりはする。

 

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