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匠の相駕籠

福岡で成長をつづけるソフトウェア企業の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

コップの水

私が新入社員だったころ、上司に教わった言葉があった。

「(間違ったことをして)反省しました。
 というは、同じ過ちを二度としませんと誓う時に使う言葉だ。」

例えば、ごめんなさい、反省しましたとは言うが、同じことを何度も何度も繰り返してる人がいれば、いい加減にしてくれと思うだろう。

反省とは何か。犯してしまった失敗などを、何が原因だったのかを考え、それについて具体的な対策をたてるということだと思う。人から信頼して仕事を任せてもらうには大切なことだ。(この言葉があっても、私は同じ失敗をたまにやってしまうことがある...)

 

 

ところが、つい先日、子どもと遊んでいて思ったことだが、子どもは同じ失敗を何度も繰り返すいきものだ。やってはいけないことを、くりかえし説明しなければいけない。どんなに根気よく説明しても、同じ失敗をしてしまう。

 

私は素朴に疑問だった。

なぜ何度言ってもできない(ように見える)のだろう?

 

言われていることが理解できないわけじゃない、わかっているけど、ただそれをやらない期間が、子どもにはある。このとき、諦めて言うのを辞めると、子どもはそのままになってしまう。(もしくは言い過ぎて、嫌気が差し、さらに状況が悪くなる)

平常心をもって、諭すように、なんどでもなんどでも繰り返し、根気よく教え続ける。すると、あるとき突然できるようになる。(...ことが多い気がする)これまではいったい何だったんだと、拍子抜けするほどに。

 

私は、これはコップに水を注いでいるようなものだと考えるようになった。一つのことを教える。コップに水をすこし注いだようなものだ。しかしコップに水が満ちたわけではない。何度も何度も繰り返し水を注ぐうちに、あるときコップに水が満ちるときがくる。突然、それができるようになる。

 

一度で、一気にコップを水で満たすことはできないのだ。

 

大人だったら、一度教えれば出来るようになるんだろうか?

これは、多分そうではないと思うようになった。大人だって、少しずつしか水を注ぐことができないコップがある。だから、短気はいけない。すこしずつ進めるしかないのだ。