匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

一日に使える判断力には限りがある

一日に使える判断力や決断力には、明らかに限りがあるように思える。

 

たくさんの仕事をした後で、もう何もしたくなくなるのは、体力的に疲れたという理由だけではないはずだ。家に帰ると、意味もなくテレビをつけて、何も考えることのない時間をダラダラと過ごしてしまうのは、もうその日に使える判断力を使い切っているのだ。

そんなときは、もう布団に入って眠ったほうがよい。

 

私はこの話をずっと以前からそう思い込んでいるし、人に説得力を持って説明をしたいときは、アメリカ合衆国のオバマ元大統領の話をする。

 

何かの雑誌で読んだエピソードだが、オバマ元大統領は、一日に使うことが出来る判断力には限りがあるという考えを持っていた。大統領というのは、非常にハードな決断をこなさなければいけない。

だから、大切なところ以外では判断力を使わない工夫をしていた。

 

例えば、朝に起きてすぐにジムで汗を流す。

その後に支度をし、その日に着るスーツとネクタイを選ぶ。

選ぶネクタイの数は、数本の中からと決めている。

 

習慣の力をうまく使い、考えなくても行動できるようにする。

優先度の低いもの(例えばネクタイの色)は、何にするか考えなくてもいいように、決まったものか、限られたものを使う。

 

その代わり、大切な場面では集中して考えて、決断をくだす。

 

いちいち考えなければ、物事が進められないような環境は、人にとって単純に苦痛になる。何か書きたいのに、ペンが見つからない。いつも使うものが、いつも違う場所にある。

例えばあなたはどれがいいのか選んでください。

と毎回尋ねてくるような人や、システムなどがある。

あれも、大切なことでなければ減らしたほうが良いと思う。

 

選択肢は、場合によっては苦痛になることは多いと思う。