匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

法について思うこと

一度決めてしまったことを覆すには、

時として決めたとき以上の労力が必要になることがある。

 

例えばある組織の中で、決まり事があるとする。

そんなの非効率だし、やる意味もないので止めましょう!

と若い人間が言っても、それはなくなるわけではない。

 

物事には慣性力という働きもある。

その方法でずっとやってきた人には、

やり方を急に変えるというのは抵抗がある。

 

決まり事というのは、決して悪いものばかりではない。

よくよく調べてみると、

ある人の苦い経験から生まれた知恵だったということもある。

決まり事を守るというのは、何も考えなくていい。

その理由について考えなくても、守っていれば良いことがある。

 

私たちソフトウェアの世界では、

そういうものをフレームワークなどと言ったりする。

決まった道の上を歩けば、誰でも一定の良い成果を残すことが出来るというわけだ。

 

 

決まり事の最たるものは、法(憲法や法律)ではないかと思う。

法というのは、ほとんどの場合、私たち人よりも長生きして、

私たちの子どもたちへと引き継がれていく。

 

私たちのご先祖は、

これまで幾つもの良い体験、悪い体験をしてきたのだと思う。

多くの人が死ぬ。多くの人が苦しむ、悲しむ。

決まり事を作ることで、少しでも後世に生まれる人たちが

同じ苦しみをしない世の中になって欲しい。

 

法によって治められる国を、法治国家という。

一方、ある人(ある集団)の独断で治められる国は、絶対王政という。

 

フランス革命は 18 世紀だから、

法というものに人が守られてきた歴史というのも、

そう長い歴史ではないのだなと思う。

 

 

人よりも長生きして、人を縛る法というもの。

簡単には変えることができない法。

 

 

こんな話をしているのは、

今日、日本で共謀罪の法案が強制採決された日だからだ。

共謀罪については、この記事の中で意見を述べるのは止めておく。

 

...しかし、今日は最っ低の気分だ。