匠の相駕籠

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2017年東京都議会選挙について

 週末に大勢が決した東京都議会選挙は、なかなか痛快な結果でした。

 安倍政権に対する不満が、選挙の結果という形で出たのははじめてだと思います。

 

 安倍政権はこれまで政策面では、実はほとんど評価されていません。自民党政権であるから、他に良さそうな首相がいないから、決めてくれるからといった比較的脆弱な支持に支えられてきました。

 

 政策では評価されていないのに、政権支持率を見ると、国民の50%が応援しているという状況が奇っ怪な思いでした。安倍首相の国会答弁では、私たち自民党は過半数の国民に支持されている、だからどんな横暴をやってもいいんだという態度でしたし、言葉でも言っていました。

 残念ながら共謀罪は通過してしまいましたし、もう元には戻らないものも多くあると思いますが、無関心がゆえに安倍政権を支持していた人々も反省するべきだと思います。

 

 特に安倍首相を強く支持しているのは、若者層(20代)だと言われています。この原因については一般的に言われているのは、若者はネットからしか情報を受け取っていないからだと言われています。

 ネットは自分が興味のある情報、関心のある情報だけが集まるような仕組みで構築されています(この同一の情報が集まる群れのことを、ネット用語でクラスタと言います)。

 その為、ネットだけで情報を集めるとどうしても偏るのです。

 

 出処の不確かな情報に振り回されて、実は自分が思っても見なかった結果を招いてしまったというのは残念なことだと思います。ネットの特性を理解し、それに振り回されず、出処の確かな一次情報にも触れる機会も持つということを、若い人こそやってほしいなといつも思っています。

 

 

 今回の東京都議会選挙の自民党大敗という結果は、大きな転換に間違いなくなると思っています。

 

 テレビなどでもそうでしたが、安倍政権に対する批判というのは、ある意味タブーになっていました。政権がメディアを威圧(または懐柔)して、報道を萎縮させるということも露骨にやっていました。

 

 しかし今回の都議会選挙では明らかな結果が出ました。ちゃんと悪いところは批判していいんだという、人の意識の転換点になると思います。

 

 加計学園の不正疑惑では、NHK が安倍政権にとって不利な報道を自粛するなどしていましたが、これからは政権に対する批判や不正に対する追求の手は、どんどん出てきやすくなるのではないかなと思います。

 

 このブログは一応会社のブログなので、こういった政治的な発言はいつも慎重になります。普通、大抵の人は自分と違う政治主張に対して、あまり寛容的ではありません。

 だから当たり障りのない話題をするしかなくなると思うのですが、そういう話ってあまり面白くないよねとは思います。

 

 別に政治のことばかり語りたいわけではありませんが、私たちの社会環境について考えると、どうしても政治に結びついてしまうでしょう?

 

 私たちの人生は常に良いことばかりではありません。今は自分は社会的に強者だったとしても、あるとき弱者になる可能性は誰だってあります。例えば、私なんて交通事故にあって働けなくなれば、あっという間に社会的弱者です。

 そうなってしまった自分を支えてくれるのは、周囲の助けや、社会的養護だと思います。自分はそうはならないと断言しても、自分の子ども達はどうなるのか。

 子どもたちは私たちの作った社会の上で、生きていかなければいけません。

 

 このブログはメメントモリで働く人たちが、思い思いに意見を述べる場として作ったというのがありますので、慎重にはなりますが、こういう話はタブーにしていません。