匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

『九州アプリチャレンジ・キャラバン 2017』の話

  7月22日(土)に開催された『九州アプリチャレンジ・キャラバン 2017』のイベントに、社会人メンターとして参加をしました。

 『九州アプリチャレンジ・キャラバン 2017』は、12月に開催されるコンテストに向けて、約半年間の時間をかけて学生に作品を作ってもらうイベントです。今年は九州の各大学から、70名以上のエントリーがあったとのことです。

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 このイベントにて、私がとても感心しているのがテーマです。

つかう人から、作る人へ

 私たちのほとんどは、誰かが作ったものを使って生活をしています。私たちが手にしているものには、必ずそれの作り手が存在しています。

 人が作ったものをただ使う人。人が使うものを作る人。

 その間にはどれくらいの差があるのでしょう。特に数字の根拠はありませんが、個人的な体感として、モノを生み出していく人は、全体の1%程度しかいないと思っています。

 

 

 ゼロから1を作る力。これを創造力と言いますが、創造力というのは残念ながら誰もが持つ力ではありません。そしてモノを生み出すには、大部分の苦しみと、多くの地道な積み重ねが必要になります。

 創造力という希少性、そしてモノを完成させる執念、この二つを兼ね備えることが大変難しいため、モノを生み出す人は、いつの時代でも限られているのだと思います。

 

 

 学校を卒業して、社会に出てしまうと、その社会というのは基本的に失敗に非常に厳しいです。一つの失敗により、大金を失ってしまったり、お客さんや仲間の信用を失ってしまうことがあります。それによって二度と修復できないものさえ生まれることがあります。

 

 でも失敗することによって、人は成長する機会を得ることが出来ます。

 たくさん失敗するということは、それだけ成長するキッカケに恵まれるということになります。

 

 「つかう人から、作る人へ」変わる道すがらは、とても多くの苦労があると思います。でもそれが社会に出る前に、学校にいるうちに経験できるというのは、とてもラッキーだと思います。

 

 エントリーまでたどり着いたのは約70名の学生さんですが、エントリーするという選択をしただけでも、すでに他の学生さんたちよりも一歩前に抜き出てきた人たちです。ここから約半年の時間をかけて、残念ながら脱落していく人も出てくるんだろうなと思います。

 けれど、出来るだけ多くの苦しみを味わって、自分の意志を試してみてほしいなと思います。どんな結果になろうとも、参加したそれぞれが何か成長できることを期待しています。

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 ここからは個人的な思いですが、優秀な人が福岡で働くことが出来ずに、仕事を求めて東京へ行ってしまうは、いつも寂しく、なんとかしたいなと思っていました。

 優秀な人を引きつけるような魅力的な会社が、もっと福岡に増えていくことを期待していますし、九州の学生さんたちを育てる機会を準備して、学生さんたちが成長していくことが、結果的に私たち企業の力になると思います。

 

 『九州アプリチャレンジ・キャラバン』は今年で4年目だそうです。今年からはじめて弊社も協賛として参加させていただくことになりました。協賛を決めたのは、九州の学生さんたちの力になりたいという思いに共感したからでした。

 

 私は今回新参者ですが、はじめて参加してみて、本当に大変な労力を払ってイベントを準備しているのが伝わってきましたし、大変な情熱と意思をもって運営している中心的なメンバーにも出会いました。

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 それは見返りを期待したものではない、自己犠牲的な運営の思いが伝わってきました。こういったことを4年も続けられてきたということに、本当に頭の下がる思いでした。

 

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 私もできる限りの力になっていきたいと思います。

 これから半年間、どうぞよろしくお願いいたします。