匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

人の狂気を描いたマンガ

私は駄目な人の話を聞くのが好きだ。

しかし、なぜそんな趣味があるのだろうか。

 

例えば駄目な人の話を聞いたり、

不幸な話をきくことで、

相対的に自分を高い位置において、

一種の優越感を味わっているのだろうか?

 

どうやらそうでもないらしい。

 

人の中には "正気" と "狂気" がある。

人の正気だけを語っても胡散臭いし、

狂気だけでは、文字通り狂っていると見なされる。

 

例えば、私は基本的には SNS はつまらないと思っているが、

それは人がいいことしか書かないし、

書けないような場所だからだと思う。

SNS の中にも社会があり、

人はその中に自分の信用を置いて発言しなければいけない。

 

自然と気軽で、自分をよく見せる話しかできない。普通の人は。

 

たまたま新聞のコラムか何かで、

『ど根性ガエルの娘』という漫画を知った。

 

私はリアルタイムで見ていないので詳しくないが、

昔有名な漫画、アニメに『ど根性ガエル』と言うものがあった。

作者の吉沢やすみは、

『ど根性ガエル』以降にヒットを出せず、

漫画家としての酸いも甘いも味わう。

 

吉沢やすみは家庭があった。

その家庭も崩壊する。

 

そんな中、吉沢やすみの娘が漫画家になる。

漫画家になった吉沢やすみの娘が、

家庭崩壊した自分の幼少時代から、

現在までを描くエッセイ漫画が『ど根性ガエルの娘』だ。

 

現在、3巻まで出ていて、昨日2巻まで読んだ。

 

私はこの本は、人の "狂気" の面が描かれた漫画だと思う。

どのようにして自分の父親が狂っていったのか、

また自分が狂っていったのか。

 

それに向き合っているこの漫画はすごい。