匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

私を救ってくれた友人

あなたが一番好きな人ってだれ?

家族以外の友人でという前置きで、妻がきいてきた。

 

好きにも、

気の合う友人、

一緒に飲んで楽しい友人、

仕事をしていて楽しい友人など、

いろいろあると思う。

 

純粋に好きな友人って誰だろう?

 

 

ふと思い出したのは、中学時代からの友人の A 君のことだ。

連絡は年に一度、年賀状を出すときくらいだし、

ここ2,3年は全然会ってない。

それでも彼のことを思い出した。

 

 

私が小学生の時。

ずっといじめを受けていて、わりとつらい時期だった。

中学校の2年生のときに、

例の A 君が同じクラスになって、同じ班になった。

 

A 君はすぐに私に話しかけてくれて、

そのまま友だちになってくれた。

 

彼ほど清々しいという言葉の似合う人はいない気がする。

A 君は学年の中でも人気者だったので、

彼と友だちになってから、陰湿ないじめはピタリと止まった。

 

中学の2年から3年の間は、

彼のおかげもあり、友だちにも恵まれて、

本当に楽しい学生生活を送ることが出来たと思う。

 

 

以前、A 君と会ったときに、

中学時代のことについて彼が語ってくれたことがあった。

 

A 君とは小学校も同じだったのだが、

クラスが一緒になったことはなかった。 

 

A 君は私がいじめられていることを、よく知っていたらしい。

中学校で、たまたまクラスが一緒になり、班も一緒になった。

一緒になったなら、楽しくやろうということで、

私がいじめられていることは気にしなかったそうだ。

 

ある日、A 君は私よりも付き合いの長い親友から、

面と向かって、こう言われたそうだ。

 

「あの小宮とつるんでるの?

 あんなのと付き合うなよ」

 

A 君は、私に対して特に義理立てするようなことは何もないのに、

その親友にお前は間違っていると言って、

耳を貸さなかったそうだ。

 

そんな話すらもおくびにも出さず、

気持ちよく付き合ってくれていたなぁと、本当に感謝している。

 

 

実は私の息子の名前は、

A 君の名前の字をいただいている。

 

A 君のように、気持ちの晴れやかで、

辛い境遇にいる人を救ってあげるような

器量をもった男になって欲しいと願っている。