匠の相駕籠

ソフトウェア開発会社の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ

『レボリューション・イン・ザ・バレー』を読んだ

Apple が1984年に販売した「マッキントッシュ」を作った人たちのストーリー。

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著者は「マッキントッシュ」の開発に携わっていた、

技術者の Andy Hertzfeld 氏。

その他、当時開発に関わっていた技術者たちの寄稿で構成されている。

 

技術者の視点から、

どのようにして開発がスタートし、

どのような人々が集まってきて、

何に苦悩し、何に興奮したのかを、

レポートしたものだ。

 

これはノウハウ本ではなく、小説みたいなものだ。

 

日々の開発現場で起きる人々のドラマを、

血の通った言葉でつづっている。

きっと読む人によって、

それぞれ得られる教訓が違うだろうなと思う。

 

自分が将来、また違う立場にあるときに、

この本を読み返してみたら、

また新しい発見があるに違いないと思う。

 

それが、こういう本の良さであると思う。

 

 

著者の Andy 氏は技術者なので、

この本は実際のものづくりの現場の視点に近い。

 

たとえばプログラマーではないけど、

プログラマーやシステムエンジニアと一緒に

仕事をしなければならないような人にとって、

この本は面白いと思う。

 

プログラマーが何を考えているのかが、よくわかると思う。

 

 

私はソフトウェア技術者のはしくれなので、

技術者の視点でも、楽しく読ませてもらった。

 

この本を読んで思ったことは、

後に伝説的な製品となる開発の現場であっても、

そこで起きる問題というのは、

わたしたちが普段遭遇するような問題と、ほとんど一緒なのだなと思った。

 

では、伝説的な製品を作るチームと、

わたしたちのチームの違いって何なのだろうか?

なんだと思いますか?

 

それをよくよく考えさせられた。

 

 

この本は、Fog Creek Software 社の

ソフトウェアマネージメントのトレーニング選書で知った。

書籍リスト:Fog Creek Software のマネージメント・トレーニング・プログラム - komiyakの通り道

 

年代の古い本が多いが、普遍的な本が多いと思います。

引き続き、こちらのリストの本を読み進めていくつもりです。