匠の相駕籠

ソフトウェア開発者の日常とオピニオン - メメントモリ公式ブログ『匠の相駕籠(たくみのあいかご)』

『The Goal』を読み終わった

エリヤフ・ゴールドラット著の『The Goal(ザ・ゴール)』を読み終わった。

 

この本は、組織とマネージメントについての本で、それらの科学的根拠によるテクニックが体系的に紹介されている。個別のテクニックについて、ここで紹介するのは無駄なのでやめておくけれど、わたしがこの本から学び取ったのは、プレイヤー(個別作業者)とマネージャー(管理者)は本質的に何が違うべきなのかについて説明されていると思った。

 

本のなかにこのようなエピソードがある。

 

ある製品を出荷するために、工場内の優れたチームが、ほぼ予定通りに作業を完了させた。彼らはとてもよく頑張った。

 

ただし、その製品は出荷されなかった。

 

なぜかというと、彼らが担っているのは製作のいち行程だけで、それ以外の行程が遅れて出荷できなかったのだ。

 

本当の目的は、予定通りに製品を出荷することだった。それなのに彼らはヒーロー気分でいる。

 

ハッとするようなエピソードだなと思った。

個別に非常に頑張っている人たちがいたとしても、全体の目的が達成されなければ、ほんとうの意味ではそれには価値がないという理論が、この本には貫かれているのだと思った。