新年あけましておめでとうございます。
弊社は、今日から仕事はじめ。いつもと同じように出社して、年末年始の休みの間にたまった事務処理をこなす。そのうち、あっという間にお昼になる。
1月からは、関係各位からのお力添えがあり、新しい案件を開始できる目処もたった。大変ありがたい。春頃まで、この新しい仕事に没頭することになりそう。
しかし常に頭を悩ませるのは、会社として抱えている課題の数々。少しずつ筋道を見つけて、進めていくしかあるまい...。年末年始、仕事のことで少々落ち込むことが多かったのだが、私は日々プライベートな日記をつけていて、その古いページにメモしていた言葉に、ちょっと勇気づけられた。
うき世は風波の一葉よ
一期は夢よ ただ狂え
『閑吟集』という古い歌謡集に収録された歌の一節。
私は心が弱くて、ちょっとした風波に揺られては、いつもぐらぐらとして閉まっている気がする。ここは風波に揺られる葉っぱの気持ちになってみよう。それは俯瞰してみれば、たいしたことのない人生の中のさざ波だろう。気にしすぎず、前を向こうと思う。
そういえば、今年はひとつ抱負を持つことにした。
例年、私はあまり年初の抱負というものを持たない人間だった。妻から毎年のように、「今年の抱負は?」と質問されて、うんざりしていた。
それが先程、散歩していたとき、誰かが言った言葉が、ふと頭によぎった。
誰しも、みんな、どこに進むのが正解かなんてわかってない。
そのうち誰かが、こっちだ!と思って歩き始めると、
何人かは(騙されて)それについてくるもんだ。
誰でも最初に正解を知りたい、できれば失敗したくないのが人情だろう。だから、いろいろと考えすぎて、同じ場所に留まり続けてしまう。私もそうだ。
今年はひとつ、腹を決めて、どこかの方向へ歩きはじめることにしようと思う。
たぶん、時間はかかっても、それが何かの扉を開くのではないかと思った。