匠の相駕籠

ソフトウェア開発者の日常 - メメントモリ公式ブログ『匠の相駕籠(たくみのあいかご)』

ソフトウェア開発者の面接で気をつけること。

私が技術者の採用面談のときに気をつけていることを書く。

パートナー企業で、

たまに技術者の採用面接に同席することがあるのだが、

このときは自社でやる場合と勝手が違って、

面接だけで終わることがある。

(※私たちの会社には技能試験がある)

 

1時間程度の限られた時間で、

できるかぎり適性を判断しなければならないので、

こちらもかなり気をつけて場に臨む。

 

 

1.経歴書は参考程度にする

 

誰でも経歴書は良さそうに見えるものだ。

経歴は経歴。

過去の話であって、

これから一緒に仕事をしていくにあたって、

未知の問題に柔軟に取り組み、学んでいけるかは、

経歴書からは判断できない。

 

 

2.(当たり前だが)適当な技能がありそうか

 

短期的な即戦力を求める場合は、

必要な技術領域について、

きちんとした知識と経験があるかを調べる。

筆記試験などを実施しない場合は、

この判断は意外と難しい。

「この技術について知っていますか?」

「はい、知っています」

という意味のない会話のリレーになりがちだからだ。

 

私が気に入っている方法は、

特定の技術的な話題について、

どんどん質問を掘り下げて、

どこで分からないと言うのか試すことだ。

そのことについて私が本当に知っている必要はなく、

どこまで候補者が具体的な回答を続けられるかを見る。

 

分かると言いながら、

答えがすぐに横道にそれていくようなら、

申し訳ないが、

本人もそのことをよく理解していないのだろうと見切りをつける。

 

 

3.楽しく会話できたかどうかで判断しない

 

単純に気が合うかどうかで

技術者の採用を決めてしまうほど最悪なことはない。

ソフトウェア開発の仕事をよく分かっている人ならば、

技術者のアウトプットには、

プラスもあれば、マイナスもあるのだ。

良くない技術者が作ったものは、

プラスになるどころか、

うまく動かないだけでなく、

他の人がフォローするコストさえ発生する。

 

楽しく会話できればそれは良いことだが、

面接の大部分の時間を、

ただ楽しく会話していただけでは、

良い候補者かどうかを判断するのが難しい。

 

 

4.必ず失礼をお詫びする

 

私がいつも人と話すときの態度と、

技術者を面談するときの態度は、

基本的に違う。

 

技術者の面談は、

相手の能力を試すという側面があるので、

どうしてもある面で意地悪な質問をしたり、

いつもは聞かないようなことまで、

突っ込んでいくこともある。

 

目上の人を面接することだってあるので、

どうしても失礼に当たることもあると思う。

 

しかし失礼だなとわかっていても、

面接という場は、

問い詰めなければならない所もある。

 

その為、事前か事後かに、

必ず面接という場のため、

試すような物言いになっていることを説明し、

きちんとお詫びをするように心掛けている。

 

相手もこちらを見ているのだ。

 

 

採用面接というのは、

とても難しいテーマだと思う。

もっと気をつけるべきことはたくさんあると思うが、

私が少なくともこれだけは

心がけているというものだけ列挙した。