経営に関する有名な本なのですが、『ザ・ゴール』という書籍を序章だけですが昨日の夜に読んでました。
OKR(Objectives and Key Results)という目標設定とその評価の仕組みがあって、有名なところで言えば Google 社が採用していたり、Qiita を運営している Increments 社が採用しているものがあります。
うちの会社にも似た仕組みを取り入れていて、OKR とは名乗っていませんが「行動計画」というのを3か月ごとに作って、社内の公開 wiki に掲載するようにしています。
見よう見まねで OKR っぽいことをやっているつもりだったのですが、この本の序章を見た感じ、私はまったく間違った使い方をしているんだなと思いました。
たぶんこの本のポイントは、おかしな指標をもちいて評価を続けていると、その過程がくずれていくということなんだろうなと思います。
例えばですが、英語学習をしているとします。その評価指標としては TOEIC などがあります。実は TOEIC などは 900 点以上をとったとしても、英語を話せるかというと、きちんと話すことはできないと言われています。
TOEIC でできるだけ高い点数を取る!という目標を掲げて、そこに向けて努力をしていくと、いろいろと弊害が出てきます。英語の中でもリスニングに傾向が寄りすぎてしまうし、TOEIC にもテストの傾向があるので、要するに慣れてくると点が取りやすくなってくる。
TOEIC の点数は徐々に上がっていくでしょうが、でも本来の目的は英語を使えるようになるということだったはずです。
本当の目的とは違う方向にいくら努力をしても、それは報われないという話なのかなと受け取りました。OKR は正しい目標を設定することが、大事になりそうですね。
こちらの本は、引き続き読み進めていきたいと思います。