匠の相駕籠

ソフトウェア開発者の日常 - メメントモリ公式ブログ『匠の相駕籠(たくみのあいかご)』

『Critical Chain(クリティカルチェーン)』二週目

 こちら福岡は台風7合の直撃に見舞われ、一日中、激しい風雨が続いておりましたが、いまは通りすぎて、天候が回復してきたようです。さて、エリヤフ・ゴールドラット著『Critical Chain』の2周目が終わりました。

 

 この本はプロジェクト管理に焦点を当てており、なぜプロジェクトが遅れていくのか、それをどうやってコントロールしたら良いのかについて、理論を展開しています。同じ著者の『The Goal』という書籍の知識を前提にしています。

 

 

 この本はなかなか複雑でして、一周目読んだときは、肝心の「クリティカルチェーン」とはなんなのか、があまりよくわかりませんでした。注意深く、二週目を読んでいたのですが、今度はなんとなくコアとなる部分は理解できたと思います。

 

 私たちが耳にしたことがあるものでは「クリティカルパス」という作業計画法があります。これは、プロジェクトの各ステップとその関係性の中から、もっとも注意しなければいけない経路(パス)を監視するというものです。(もっとも注意しなければいけない経路とは、プロジェクトの中で一番長い経路であるということです。なぜなら、その経路の遅延がプロジェクトの完了日を決定するからです

 

 「クリティカルチェーン」という手法は、リソースの競合という問題に注目しています。つまり「この作業は、あの人にしかできない」という仕事はあると思います、そのスペシャリストが全体のボトルネックとなってしまうため、それをコントロールしようという理論です。

 

 特に専門性の非常に高いプロジェクトにおいては「この作業は、あの人にしかできない」が多発してしまうため、それを無視していると、全体に甚大な影響が出るということを言っています。

 

 たとえばソフトウェア開発なども当てはまりますね!

 

 

 『The Goal』もすごく良かったのですが、『Critical Chain』は特にソフトウェアの領域に応用するにはどうしたらよいのか説明されており、とてもためになりました。もうしばらくは読み込んでみて、ちゃんと咀嚼して、自分の仕事にも活かすつもりです。