匠の相駕籠

ソフトウェア開発者の日常 - メメントモリ公式ブログ『匠の相駕籠(たくみのあいかご)』

追悼

 笹林勇博さんとの出会いは、いまのシェアオフィスに入居を決めたときのことでした。それまで入居していた赤坂のオフィスを出て、福岡市内に手頃な事務所を求めているときでした。

 

 何軒か視察させていただく中で、いまの Q studio というシェアオフィスに行き着くのですが、そこで笹林さんは働いていました。

 

 こう言ってしまうと感じが悪いのですが、私はあまりシェアオフィスというものに、交流という要素を求めていなかったので、オフィスにいても、そこまでたくさんお話をしたというわけではありません。

 

 でも時間を過ごしていくうちに、いろいろ個人的なことから、仕事の悩みまで、些細な言葉を重ねていく中で、自然と仲良くなっていったような気がします。

 

 

 笹林さんとお付き合いしていく中で、笹林さんの人物について、とても感心したことがあります。いろいろな方と交流の多い人でしたけど、どんな人からも好かれるというのは、こういう人なんだろうなと思わされました。

 

 不思議と、一緒に過ごしていても、嫌な気持ちになることがなく、側にいてくれるだけで、自然とその場が賑やかになるものを持っている方だったなと思います。

 

 

 笹林さんが闘病のため、入院していたのが今年の春でした。お見舞いに行ったときは、まだ見事な桜が咲いていたのを覚えています。そのとき、笹林さんは、いま病気で大変な思いをしたから、今年の残りは絶対いい年になると言っていたのを、思い出します。

 

 あれからまだたった数カ月で、命を落とされるとは夢にも思いませんでした。

 

 故人のご冥福をお祈りいたします。

 

 また、結びつけるべきことではないかと思いますが、今日オフィスのメンバーが、無事にお子さんを出産されたようです。入れ替わるようにして、新しい命が芽吹いていることも、不思議な感動がありました。

 

 あらたに生まれてくる子どもたちに、祝福がありますように。